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2013年7月16日火曜日

統計学が最強の学問である


統計学が最強の学問である

最近何かと話題のビッグデータ産業。ビックウェーブに乗り遅れちゃダメだぜ!みたいなノリの人が飛びつきそうな軽薄なタイトルですが、内容は至って重厚。「ビッグデータのブームに乗って一山当てようぜ!」みたいな人を強烈に牽制しています。

大事なのは統計リテラシー。どんな有益なデータ群でも切り口を間違えると見当違いの解析結果が出てしまうので、種々の統計手法の特性を理解して適切な解析をやんなきゃダメだぞ、と。

まぁ、統計と言うか解析はエクセルでデータを散布図にプロットして近似曲線を引くぐらいしか知らない自分なので、イマイチ本書の内容を汲み取りきれない所があって、なんとも無難な感想しか出てこないのがナンですが。
ただ、実験で10回中10回成功しないと存在を認められなかった時代から、誤差を受け入れて適切に解析することによって、社会とか教育とか経済とか”同じ条件なら同じ結果が得られるわけではない”分野に科学の領域を拡げたという意味で統計学は最強であるというのはわかりました。

示唆に富んだ良書でした(定型文)。マストバイ。

(7/11読了)

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